カードローンの金利とは?借りる前に必ず理解しておきたい基礎知識

素朴な疑問!カードローンの年利はどういうもの?

カードローンの利用に際しては「年利」について理解する必要があります。
カードローンの商品説明で「年4.0%~14.5%」といった表示を見掛けることが多いですよね。
こちらの「年」とは「年利」のことをいい、1年を単位とした借入金額に対する利率が「%」で表示されます。

年利を元に計算されるのが「利息」で、こちらの計算方法は「借入金額×年利=利息」です。
たとえば、年利14.5%のカードローンで1,000,000円を借りた場合、先ほどの計算方法に当てはめると、利息は「1,000,000円×14.5%=145,000円」になります。
また、利息は借りたお金と一緒に払うため、返済時の計算方法は「1,000,000円+145,000円=1,145,000円」で、1,145,000円の用意が必要です。

ただし、この計算方法からはじき出された利息は、あくまでも1年間の利息です。
実際に発生する利息は、借りた日数分だけになることを知っておきましょう。

年利に関しては「金利」や「利率」「実質年率」などの表現も使われます。
また、カードローンなどの借入には「利息」の表現が多いほか、預金の「利子」と分けて使う場合も少なくありません。

カードローン金利の具体的な計算方法とは

それでは、カードローン金利の具体的な計算方法を紹介しましょう。
金利を計算するときは、お金を借りていた期間を反映させる必要があります。
そのためには、年利を1年(365日)で割ってから、借入日数を掛けて計算します。
つまり、「借入金額×年利÷1年×借入期間=利息」の計算方法になるのです。

上記の計算方法にもとづき、具体的に計算していきましょう。
年利14.5%のカードローンを30日間1,000,000円借りた場合、「1,000,000円×14.5%÷365日×30日=11,917円」になります。(小数点切り捨て)

同じ借入をしても、30日で返済すると利息は11,917円で済むため、1年間借りたときの利息145,0000円よりも133,083円少なくなります。
これは、一度に全額返済した場合の利息計算方法です。
このことからも、借金は少しでも早く返すことが利息を少なくするポイントだとわかりますね。

なお、お金を借りた日は「初日不算入の原則」により、利息が付きません。
たとえば、ある月の1日に借入を行い10日に返済したときの利息は、2日(翌日)~10日(返済日)までの9日分が対象です。
借入当日に返済すると利息がかからないため、午前中に借りたお金を午後に返済する方法もあります。

カードローンの金利を計算・比較してみよう

カードローンの金利計算方法は「借入金額×年利÷365×借入日数=利息」だとわかりました。
しかし、実際は月々返済していくケースが多く、利息の計算方法も複雑になります。
このような場合は、カードローンを扱う銀行サイトなどでシミュレーションするとよいでしょう。

1,000,000円の借入を毎月15,000円の「元利均等リボルビング払い」で返済した場合をシミュレーションしてみました。
楽天銀行カードローンの金利設定は、1,000,000円以上2,000,000円未満の金利が9.6~14.5%となっています。
1,000,000円を借りる場合、最高金利で設定されるケースが少なくありません。
しかし、住宅ローンの借入などで、すでに銀行を利用している場合は、カードローンの借入時に条件が優遇されて金利が下がることもあります。
よって、最高金利と最低金利を比較することで、どれだけ返済回数と総額に差があるかを示しました。
実際、金利がどれくらいになるかは金融業者次第であり、金利には幅があるため、最高金利と最低金利のどちらかに設定されるわけではありません。

年利(%) 返済回数(回) 返済総額(円)
14.5 137 2,045,021
9.6 96 1,434,666

毎月の返済を20,000円に設定すると、次のようになります。

年利(%) 返済回数(回) 返済総額(円)
14.5 78 1,543,144
9.6 65 1,282,133

リボ払いとは、毎月一定額(あるいは一定割合)を返済していく方式です。
月々の返済額が多いほうが完済までが早いことがわかります。
また、年利が低い商品を選ぶと、利息が少なくて済むことが納得できますよね。

これらは、いずれも「元利均等リボルビング方式」ですが、「元金均等リボルビング方式」にすることで、さらに完済までが早くなります。
毎月の返済を15,000円、年利14.5%に設定して比較してみましょう。

<元利均等リボルビング方式>

返済回数(回目) 月額返済(円) 元金分(円) 利息分(円) 返済後残高(円)
1 15,000 2,917 12,083 997,083
2 15,000  2,952 12,048  994,131
3  15,000  2,988 12,012 991,143

<元金均等リボルビング方式>

返済回数(回目) 月額返済(円) 元金分(円) 利息分(円) 返済後残高(円)
1 27,083 15,000 12,083 985,000
2 26,902 15,000 11,902 970,000
3 26,720 15,000 11,720 955,000

元利均等リボルビング方式には、毎月の返済額に元金と利息が含まれています。
月々の返済金額を15,000円に設定した場合、ずっと15,000円を返済していくため、返済計画が立てやすくなります。
ただし、元金と利息の内訳がわかりにくいほか、元金の減りが遅いというデメリットもあります。

一方、元金均等リボルビング方式には、一定の元金に利息分が追加される形です。
毎月15,000円ずつ返済していく場合は、15,000円と利息分の返済が必要です。
そのため、返済開始当初は利息も大きく、家計の負担になることも少なくありません。
しかし、元金がコンスタントに減っていく様子がわかりますね。

その結果、次のような違いがでてきます。

返済方式 返済回数(回) 返済総額(円)
元利均等リボルビング方式 137 2,045,021
元金均等リボルビング方式 67 1,408,908

なお、銀行カードローンの返済方式は「残高スライド返済」が主になっています。
たとえば、楽天銀行スーパーローンで1,000,000円を借りて、毎月1日に返済する場合、返済シミュレーション結果は次の通りです。(平成30年7月13日現在)
なお、返済日は上記以外に12日、20日、27日(指定口座が楽天銀行のみ)があり、起点によって返済総額が変わるほか、返済回数が異なる場合もあります。

年利(%) 返済回数(回) 返済総額(円)
14.5 291 2,382,882
9.6 209 1,583,609

残高スライド返済では、そのときの借入残高に応じて、月々の返済金額が設定されています。
楽天銀行の場合は「残高スライドリボルビング返済方式」のため、残高によって約定返済額が変更されることになります。
具体的にいうと13段階あり、そのうち1,000,000円を借りた場合は4段階です。
月々の返済は15,000円から始まり、残高が500,000円以内で返済額が10,000円、残高が300,000円以内で返済額が5,000円など100,000円以内では2,000円と、段階的に減少していきます。
しかし、元利均等は返済額が減ると元金に充てられる金額も減る形になり、いつまでも元金が減らないためなかなか返済が終わりません。

また、利息負担額が大きくなることがデメリットといえるでしょう。
「毎月定額のリボ払い」と「残高が減ると返済額も減る残高スライドリボ払い」(どちらも元利均等)の返済総額を「毎月の返済額:15,000円」(年利:14.5%)で比較した場合、前者は2,045,021円、後者は2,382,882円となり、337,861円の差額が生じます。

借入限度額と金利にはどのような関係があるの?

カードローンに申込むときは、金利に幅があることを知っておきましょう。
「年4.0%~14.5%」のように「下限金利~上限金利」が表示され、実際に適用される利率は個々によって異なります。
もちろん、金利が低いほうが利息も少なくなりますが、初めての借入では上限金利が適用されることがほとんどです。
また、それらの金利は、カードローンの借入限度額とも密接な関係があります。

カードローンなどの上限金利は「利息制限法」で下記のように決められています。
借入金額が大きくなるにつれ金利が低くなることが特徴です。

元金 金利
100,000円未満 年20%まで
100,000円~1,000,000円未満  年18%まで
1,000,000円以上  年15%まで

いずれも場合も、それぞれの金利を超えて設定することはできません。
もし、借入限度額1,000、000円を希望するときは、年利15%以内かどうかの確認が必要です。
上限金利を守らずに貸付を行なうところは「利息制限法」を守らない悪質業者(闇金)であり、絶対に手を出さないことが大切です。

カードローンは、使用目的自由、担保・保証人不要で借りられる反面、住宅ローンや自動車ローンなど「目的別ローン」よりも金利が高くなります。
また、少額の借入であれば、消費者金融よりも銀行のほうが低金利になりやすいと言えます。
さらに、前述した楽天銀行カードローンのシミュレーションの数値を見ると、金利の低いほうが返済回数が少なくなり、返済が早く終わることがわかります。
その結果、返済総額が少なく、金銭的負担が軽減するのです。

ただし、消費者金融キャッシングには、初めての利用を対象にした無利息期間付き商品もあるため、短期間の借入に活用することもできます。

カードローンに申込むときは金利のしくみや計算方法を理解しよう

使用目的を問われないなど、手軽な借入が可能なカードローンは、想定外の出費のときに心強い味方です。
借入をするときは利息の支払いが不可欠であり、そのしくみや計算方法を見逃すことはできません。

カードローンにある「年4.0%~14.5%」などの表示は、年利と金利幅(下限金利~上限金利)を意味しています。
また、金利を計算するときは、年利を日割りにした後、実際に借りた日数を掛けます。
日数計算には借入当日は含まれないため、即日返済すると利息が掛からないメリットもあります。

カードローンの返済は、一括ではなく、毎月返済する「約定返済」が基本です。
それとは別に、任意で行う「随時返済」も存在します。
毎月の約定返済が「元金均等」であれば、順調に返済が進みます。
しかし、カードローンの返済方式は「元利均等リボルビング方式」が多いため、元金がどれだけ減っているのか把握が困難になります。

さらに「残高スライド方式」の場合は、借入残高の減少に応じて月々の返済額も減少するため、元金の減少が緩くなっていきます。
返済期間が長くなると返済総額が増えてしまうのです。
よって、借入残高を減らすために「随時返済」の機会を増やすのも有効です。
また、残高スライド方式で約定返済の金額が下がっても、今まで通りに金額変更してもらうことで、返済期間を短くすることができます。
ただし、業者によっては約定返済額の変更ができない場合もありますので、その場合は減った金額を随時返済するようにしましょう。
その結果、カードローンの返済が早く終わるため、返済総額も少なくて済みます。

カードローンの申込みに際しては、カードローンの特徴を知ったうえで、より低金利の商品を選ぶことがポイントといえます。
また、カードローンを借りた後、具体的な返済計画を立てるためにも「返済シミュレーション」を利用することをおすすめします。

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